天然山清水が醸すまろみ、三日麹の深い旨さ
明治38年に首里赤田町で創業した株式会社松藤は、由緒正しき首里三箇の流れを汲む歴史ある酒造所です。
第二次大戦の被害で工場が崩壊しましたが、その後昭和21年にアメリカ民政府の要請で沖縄本島北部の金武町字伊芸に官営の酒造所として伊芸酒造廠を設立しました。昭和24年に民営に変わって崎山酒造廠となり、令和2年に株式会社松藤に名前を変更しました。
金武町伊芸地区だけに注がれる恩納岳からの自然水で仕込まれた「松藤」が代表銘柄です。二代目の崎山起松氏と妻・藤子さんの名前にちなんで名付けられた「松藤」は、沖縄本島では珍しい軟水が泡盛本来の味を引き出す逸品です。
泡盛通から「水で割るのがもったいない」と絶賛されるほどの泡盛「松藤」。
そんな「松藤」を造る酒造所には、3つの明確な特徴があります。
まずは水。株式会社松藤のすぐ裏手には恩納岳からの恵みである貯水池があります。この純粋で軟らかな水を使うことで、丸みのある舌ざわりに。酒の風味を決める麹造りでは「老麹(ひねこうじ)製法」が行われています。時間をかけて熟成させた老麹を使うことで、最近流行しているすっきり系の泡盛とは対照的に、泡盛本来の深みとコクのある酒ができあがります。そして株式会社松藤では、濾過も極力ひかえめにすることで旨味のもととなる油性成分を程よく残し、自然な風味の酒に仕上げています。そうしてできあがった「松藤」は豊かな香りとほんのり甘みが感じられる逸品です。
株式会社松藤では、現在まで受け継がれた伝統の醸造技術と豊かな自然がもたらした清水からおいしい泡盛が生まれています。常にひたむきに泡盛にかける情熱を絶やさず、旨い泡盛造りを目指して確かな一歩をつないでいるのです。
酒造所情報
キャッチコピー | 天然山清水が醸すまろみ、三日麹の深い旨さ |
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社名 | 株式会社松藤(マツフジ) |
代表銘柄 | 黒の松藤 赤の松藤 松藤 3年古酒 |
エリア | 北部エリア |
所在地 | 904-1202沖縄県国頭郡金武町字伊芸751番地 |
電話 | 098-968-2417 |
FAX | 98-968-2463 |
Web | オフィシャルホームページ |
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